帰国子女枠・大学受験の実状まとめてみた 帰国生入試
こんにちは。今回は帰国子女受験(帰国生入試)についてお話ししたいと思います。
私も高校留学していた時に何時間もかけて帰国生入試のことを調べましたが、全然情報がなくて困りました、、
周りに帰国生入試を受験した人なんてなかなかいなくて、ただただ不安だったのを覚えています。
私は海外大学に進学することに決めたので実際に受験はしなかったのですが、直前まで受験対策をしていたのと 友達で実際に受験した人がいたので 今回はその経験に基づいて受験の実状について少しお話ししていこうと思います。
*私はプロではないので参考あまりにご覧ください。
目次
帰国生入試とは?
まず帰国生入試ですが、一般的に『海外に一定の期間留学し現地高校を卒業した人』が受けられる受験枠です。ここでいう一定の期間ですが、最低2年間となります。
最近は帰国子女入試ではなく、帰国生入試と呼ばれています。
受験資格(簡易)
-海外に2年以上在籍し、現地高校を卒業すること
大学によっては3年間とするところも多いです。また単身留学、つまり自分の意思で留学した人は受験できないところもあります、、
早慶上智や帰国生を多く受け入れている私立は 大体2年間で単身留学でも受験可能です。
国公立大学に関しては受け入れをしていない学校が多いのが現状です。
また帰国生枠を設けていたとしても、ふさわしい人がいないとされたら1人も合格しない年もあります。
志望校がなんとなく決まっていたら各大学のウェブサイトをチェックしましょう。帰国生入試を行なっている大学は過去の受験者数・合格者数・募集要項などをあげています。
特に以下の点を確認しましょう。
-帰国生受験があるか?
-留学期間は?
-単身留学でも受験可能か?
-年齢的に受験可能か?(満18歳以上とするところがある)
-合格者はいるか?
帰国生受験・受験項目
帰国生受験へは基本的に以下の四点のテスト結果を求められます。
①英語資格
②共通テストの結果(SAT等)
③小論文
④面接
この他にも一般入試生と同じテストを受験しなければいけない大学であったり、大学側が作るテストを受けなければいけない大学もあります。
尚、これは私がおすすめするテスト勉強をする順番に並んでいます。
①英語資格
英語資格はTOEFLやIELTSと言われる英語力を証明するテストです。難関校を目指す場合はほぼTOEFLです。
『TOEFL?TOEICは知ってるけど、、』と思われる方もいらっしゃると思うのですが、TOEFLとはアメリカの大学に通う英語力があるか測るテストで、帰国子女でも相当難しいです。
国公立を狙う場合は満点近く、早慶上智でも95~100点はほしいと言われます。
もし今高校留学をされていて、帰国生入試を目指している場合はとにかく早いうちからTOEFLの勉強をすることをおすすめします。
留学している=TOEFLの点数が高い ということはありません。なぜならTOEFLは、日本のセンター試験のような内容だからです。
私の周りにも英語ペラペラなのにTOEFLの点数が低い人がいっぱいいました。
今、海外にいて参考書が買えない!という方は私のTOEFL攻略まとめの記事を参考にしてみてください。
私も海外にいた時にTOEFLを勉強していてすごく困ったので、誰かの役に立てたらと思いまとめました。これだけで80点は超えることができると自負しています。笑
happylifebalance.hatenablog.com
happylifebalance.hatenablog.com
一部の大学は IELTSの点数でも受け付けていますが、基本的にはTOEFLを受験することをおすすめします。
帰国子女受験の場合 TOEFL高得点の方が、IELTS高得点よりも評価されるからです。詳しくは以下の記事でまとめているので参考にしてください。
happylifebalance.hatenablog.com
②共通テストの結果(SAT等)
続いては共通テストの結果です。アメリカならSAT、他の国ならその国独自の共通テストの結果となります。(各国の日本でいうセンター試験です。)
共通テストなどない!という国は SAT を受けることになります。SATとはいわゆるアメリカ版のセンター試験です。
SAT Reasoning テストでは 英語(日本語いう国語)が2セッションと 数学 が必須です。
学部によっては SAT subject test という各教科 physics (物理)やChemistry (化学)などの点数を求める学科もあります。
難関校(国公立・早慶上智)だと1600点中、1400点以上を求めてきます。
また、SATはTOEFLのように随時開催しているわけではなく、年に6回の実施となります。
6回と聞くと多く感じるかもしれませんが、全てのテスト会場で6回開催しているわけではなく、毎回全てのテストを行なっているわけではないので注意してください。
③小論文
これは求める大学と求めない大学があり、書類選考と共に提出する場合(何回も書き直しできる)と大学側が提示するテストを受験する場合とあります。
国公立大学では、各大学独自の小論文をテストとして受験する場合が多いです。
私立大学(早慶上智含む)では、書類選考と共に小論文を提出する場合が多いです。書類選考だけで合否が決まることもあります。
④面接
面接は実施する大学と実施しない大学があります。面接を受験するのは書類選考や1次選考を通った後となります。
帰国子女受験ポイント
私立大学か国公立か
私立大学の帰国生受験は高校を卒業した6月末から始まり、大体のテストが9月に行われ、年内には合否が決まります。
国公立大学の受験は一般入試と同じ時期(2月中旬から3月中旬)に行われ、4月の入学までに合否が出ます。
なので 帰国生は『私立大学だけの受験にするか、それとも国公立大受験まで頑張るか?』と問われます。
大抵の塾は 私立大学の受験をおすすめしてきます。
何故なら、国公立大学は受験を行なっていても合格者が1人も出ない年もあり、各学校で形式が大きく異なるので塾側としても合格させます!と言い切れないからです。
私の友達も95%は私立大学に進みました。ですが、国公立に受かった人もいたので、確率は低いですが希望は捨てないでほしいと思います。
大学・学部が限られる
これは悲しい事実なのですが、帰国生入試を行なっている学校はあまり多くありません。またその中でも学科はかなり限られます。
多いのが国際学部系・法学部・商学部で 行きたい学科が帰国子女受験を行なっていない場合も多いです。
これから長期高校留学をして 帰国子女枠で受験しようと思っている人は、行きたい学科がまず帰国生入試を行なっているか?を調べておくことをおすすめします。
私は留学した時は誰も教えてくれませんでしたが、大学は留学と同じぐらい大切だと思うので自分の勉強したい学科が帰国生入試を行なっているかは重要です。
早めに勉強を始める
留学している際は留学に集中したくなりますが、大学受験の勉強は遅くても高校2年(Grade 11)のからは始めましょう。
帰国子女受験は先を見て勉強することがすごく大切です。
日本語を喋れる人がみんな東大に行けるわけではないように 留学してる=テストで高得点が取れるではありません。志望校が高ければ高いほど早めに勉強を始めることをおすすめします。
また初めに勉強するべきなのは、どこの大学を受験する際も必要となるTOEFLです。
海外にいる時は塾や参考書も探しにくいです。私もすごく困りました。
なので、私と同じ境遇の人の少しでも役になったらと思い、攻略記事を書いています。よかったらのぞいてみてください。
happylifebalance.hatenablog.com
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最後に・大学帰国子女受験の実状まとめてみた
今回は帰国生入試について簡単に説明しました。情報が少ない帰国生入試は実際どうなんだろう、、と悩んでいる方も多いと思います。
まず困ったら何よりも志望校のウェブサイトを確認することです。帰国生入試は形式がガラッと変わることもあるので定期的にチェックしましょう。
happylifebalance.hatenablog.com
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